オリジナリティあふれる世界観を映画で表現し、破天荒なキャラクターとして有名な園子温さん。
そんな園子温さんですが、これまで数多くの有名俳優陣を早期に発掘して輩出しているようです。
また、女優の吉高由里子さんも、園子温さんが発掘したんだとか!
そこで、今回この記事では、
- 園子温さんと吉高由里子さんの関係
- 園子温さんの作品映画で演技派女優ではなく吉高由里子さんを起用した理由
これらについてまとめてみました!
それでは早速ですが、本題に入っていきましょう。
園子温と吉高由里子は絶大な信頼関係

園子温さんと吉高由里子さんが初めて出会ったのは、2006年に公開された「紀子の食卓」でのオーディションでした。
今では人気の実力派女優として知られる吉高由里子さんですが、当時は無名の女子高生。
そんな無名な女子高生だった吉高由里子さんを起用し、園子温さんが手がけた「紀子の食卓」で女優デビューを果たしたわけですが、最初の頃は演技が酷かったんだとか…。
滑舌の悪さとか、色んな意味で。早口言葉とか、基本的なところから始めて。
今では考えられないのですが、園子温さんが吉高由里子さんの演技指導として本読みをした時の最初はヘタだったみたいですね。
そして、最初のカットが朝に始まって終わったのは夜。
1〜2分くらいのシーンだったそうですが、園子温さんは納得がいくまで100テイク以上、撮り続けたんだとか。
怒鳴ったりして。それで泣いたり。
でも、そうやっていくうちに、最後の方で、ラストの一番大事なカットなんかは、もうビックリするほど名演技ができるようになったんですよ。
このように、園子温さんは吉高由里子さんの演技に対して怒り泣かせてしまったことがあったと話されていました。
今の時代だったらパワハラ発言になっても不思議ではないかもしれません。
しかし、それでも園子温さんと吉高由里子さんとの間に信頼関係があったからこそ、吉高さんは諦めずに最後までついていくことができたのではないでしょうか。
結果的に、最後の方では最初と比べられないほどの演技ができたことで、素晴らしい作品ができたのだと思いますし、今の名女優としての吉高由里子さんがあるのでしょうね!
園子温は有名女優を蹴って吉高由里子を選んだ理由

園子温さんが手がけた「紀子の食卓」の映画で女優デビューを果たした吉高由里子さん。
オーディション時には、すでに名が通っていた北川景子さんや沢尻エリカさんなどの有名女優が受けていたとのことです。
当時、16歳の女子高生だった吉高由里子さんは無名。
一般的に、実力のある女優さんを起用するのが普通の考えかな〜と思うのですが、なぜ園子温さんは無名だった吉高由里子さんをオーディションで選んだのでしょうか?
でも、入ってきた途端に、僕の中で「おおっ」っていうのがなんか、あるんですよね。
オーディションの一番最後に吉高由里子さんが来たみたいで、その瞬間に園子温さんの中で「この人だ…!」感じるものがあったようですね。
でも、オーディションで質問すると、吉高由里子さんの天然が本領を発揮…!
「夢は?」って訊いたら、「バラエティ番組で、上からバケツがガーンって降ってくるのが夢です」って(笑)
「ビートルズ」が好きだっていうから、「嘘だろ?ビートルズ、何人組だか知ってるか?」って言ったら、「5人」っていうから「ええ?」って言ったら、「ごめん、私入れちゃった」って(笑)
映画や舞台などのオーディションは、会社の面接と雰囲気が近いイメージがあるのですが、緊張感のある場でこのように堂々と発言できる吉高由里子さんはすごいですよね〜笑
私だったら絶対にできないです…苦笑
きっと、普通の人ができないことを吉高由里子さんが堂々とやったことで、そんな彼女を実力派の女優になると園子温さんは見抜くことができたのだと思います。
実際、今は人気女優として吉高由里子さん大活躍されていますからね!